▼審査員

大林宣彦(映画作家)
OBAYASHI Nobuhiko (Filmmaker)

1938年広島県尾道市生まれ。3歳の時に自宅の納戸で出合った活動写真機で、個人映画の製作を始める。
上京後、16㎜フィルムによる自主製作映画『ÉMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』が、
画廊・ホール・大学を中心に上映され、高い評価を得る。
『喰べた人』(63)はベルギー国際実験映画祭で審査員特別賞を受賞。
テレビコマーシャルの草創期にはチャールズ・ブロンソンの「マンダム」をはじめ、
ソフィア・ローレン、カトリーヌ・ドヌーヴなど多くの外国人スターを起用。作品数は2000本を超える。
1977年『HOUSE/ハウス』で商業映画にも進出。
同年の『瞳の中の訪問者』と共にブルーリボン新人賞を受賞。
故郷で撮影された『転校生』(82)『時をかける少女』(83)『さびしんぼう』(85)は“尾道三部作”と称され親しまれている。
『異人たちとの夏』(88)で毎日映画コンクール監督賞、『北京的西瓜』(89)で山路ふみ子監督賞、
『ふたり』(91)でアメリカ・ファンタスティックサターン賞、
『青春デンデケデケデケ』(92)で平成4年度文化庁優秀映画作品賞、『SADA』でベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞、
『理由』(04)で日本映画批評家大賞・監督賞、藤本賞奨励賞を受賞。
2011年3月11日を受けた最新作『この空の花 -長岡花火物語』ではTAMA映画賞・最優秀作品賞、
ヨコハマ映画祭特別大賞など多くの賞を受賞。現在、全国順次公開中。
2004年春の紫綬褒章受章、2009年秋の旭日小綬章受章。



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